「Webライター」として活動するうえでツールの利用は欠かせません。
質の高い記事を作成できるだけでなく、作業効率が格段に上がります。
この記事では、多くのWebライターが使用している初心者必見ツールをカテゴリーに分けて紹介します。
これらを押さえておけば、業務やコミュニケーションがスムーズになるのでぜひ参考にしてください。
多くのWebライターが利用する定番ツール3選
まずは記事を作成する上で必須の文章作成、オリジナリティのある内容かどうかをチェックできるツールから紹介します。
いずれも多くのWebライターが利用している必要不可欠なツールなので抑えましょう。
Googleドキュメント
Googleドキュメントは、Google社が提供する無料の文章作成ツールです。
Googleのアカウントさえ持っていればすぐに利用でき、インターネット上で執筆ができます。
オンラインでデータのリアルタイム共有やコメント(指示)が可能なため、クライアントから納品時に指定されることも多いです。
自身にとって使いやすいツールで作成すれば大丈夫ですが、色々な面で役に立つのでGoogleドキュメントの使い方を覚えておきましょう。
簡単なメリットとデメリットを以下の表にまとめました。
メリット | デメリット |
・PC,スマホ,タブレットなど、端末を問わずアクセス可能 ・リアルタイムで共同編集可能 ・自動保存機能 ※データ紛失の心配がない ・初心者でも直感的に使えるインターフェース |
・原則としてインターネット環境が必要 ・Wordと比べ複雑なデザインやレイアウトが苦手 ・ファイルサイズが大きいと遅くなる場合がある ・プライバシー、セキュリティリスクが懸念される |
Microsoft Word
Microsoft Wordは、長年愛用されているオフライン対応の文章作成ツールです。
文法やスペルのチェックといった高度な機能が備わっているので、ミスに気づきやすく、質の高い文章作成の手助けしてくれます。
また、クラウドサービス「OneDrive」を活用すれば、オンラインでも作業でき、データの同期・共有も行えます。
ただしソフトは有料で、MACPCでは使いづらい可能性があるため、自身の環境とも照らし合わせと良いでしょう。
Googleドキュメントと同様にメリットとデメリットをまとめました。
メリット | デメリット |
・高度な編集機能を持つ ・オフラインでも作業できる ・PDFなど様々な形式の文書ファイルに対応 ・誤字脱字や文法ミスを未然に防ぐサポートが充実 |
・サブスクリプション型または買い切り型で費用が発生 ・古いPC、低スペックなデバイスだと動作が遅い ・ファイルの互換性で不具合が起きる可能性がある |
copy content detector
copy content detectorは、作成した記事が他のコンテンツと重複していないかを確認するためのツールです。
簡単に言えばコピペチェックツールで、SEO記事の執筆においては検索エンジンでの評価を下げないために重要な役割(オリジナリティの担保)を果たします。
テキストを入力すれば、ネット上の既存コンテンツとの一致率を検出できるシンプルな操作性もポイントです。
また、初心者ライターが意図せずに他の記事と内容が似てしまうリスクを減らし、クライアントからの信頼を得る助けにもなってくれます。
原稿の質を高める文章校正ツール3選
続いて、作成した記事の文章や文言、誤字脱字を確認できる校正ツールを紹介しましょう。
どれだけ意識してもミスを0にするのは難しく、自分では気づけないエラーもあります。
いずれかのツールを活用すれば、効率的に質の高い文章を作れるので、実践で使ってみてください。
Enno
Ennoは、文章の誤字脱字や変換ミス、文字化けを自動でチェックする校正ツールです。
ユーザー登録不要・無料利用でき、特にフォーマルな文書やブログ記事の校正に役立ちます。
エラーはカテゴリー別に表示され、内容や具体的な修正の提案までしてくれるのが魅力です。
特に初心者ライターには、文章の品質向上を手伝う強力な味方となるでしょう。
so-zou
so-zouも、誤字脱字・冗長表現など文章の校正をしてくれるツールです。
以外と抜けてしまう「ら抜き言葉」、不適切な表現の検出もできるので、文章の質が高まるでしょう。
また、校正だけでなく、全角・半角変換やHTML変換、キーフレーズ抽出といった様々な機能も無料で使えます。
特に文章構造の整理、効率的な編集時に便利です。
PRUV
PRUVも、文法ミスや誤字脱字、固有名詞など様々な文章に対応した校正支援ツールです。
無料版では300文字までの校正が可能で、ユーザー登録を行うと2万文字まで使用範囲が拡大します。
日本語として読みづらい部分、違和感を覚える箇所の指摘が鋭く、文章の精度向上が期待できます。
オリジナルの表記ルールを登録できる機能があり、独自の基準やルーティンがある方には魅力的でしょう。
また入力した文章は保存されず(管理者も監視しない)、SSL通信なのでプライバシー面でも安心です。
便利な文字数カウントツール3選
作成した文章の文字数をカウントできるツールを紹介しましょう。
Webライターは文字数×文字単価で報酬を決めることが多く、クライアント・案件によっては文字数が指定されています。
要件を満たし、正確な文字数を共有する時にはツールの活用が欠かせません。
いずれも機能は似ているため、操作性や直感で使いやすいものを選んでください。
Sundry Street
Sundry Streetは、文字数をリアルタイムでカウントするツールです。
入力した文章の文字数だけでなく、バイト数や行数、原稿用紙枚数も計算できます。
改行・空白を除いた文字数も表示してくれるため、文字数制限のある文章作成に役立つでしょう。
内容はインターネットに送信されず、オフラインでも使える点も魅力的です。
numMojiなんもじ
numMojiなんもじは、ブラウザー上で文字数をカウントできるツールです。
文章を入力するたびに自動的に文字数を表示し、シンプルかつシームレスな操作性が特徴と言えます。
半角英数字を2文字で1文字とカウントする機能、空白をカウントしない設定があり、日本語特有のカウント方法にも対応しています。
文字数カウント(ラッコツールズ)
ラッコツールズの文字数カウントは、多機能な文字数計測ツールです。
テキストを入力または貼り付けるだけで、即座に文字数を表示してくれます。
特別な設定・操作は不要で直感的に使用できるため、初心者でも使いやすいでしょう。
行数・段落数・原稿用紙枚数・バイト数なども一緒に計算され、HTMLコードや句読点を除去した文字数を表示する機能もあり、SEO対策や広告文作成など幅広い用途に便利です。
また、多くのWebライターが使うキーワード分析ツール「ラッコキーワード」の姉妹サイトでもあります。
画像選定に利用したいフリー画像サイト3選
クライアントや案件によりますが、文章作成だけでなく、画像選定・挿入も業務に含まれる場合もあります。
基本的に商用利用フリー素材が条件になるケースが多いので、複数のサイトを押さえてをおくといざという時に役に立ちます。
ここでは、フリー画像を提供する3つのサイトを紹介しましょう。
o-dan
o-danは、世界中の無料写真素材を横断して検索できるサイトです。
40以上の有名なストックフォトサイトを日本語キーワードで検索が可能で、高品質な写真素材が無料で手に入ります。
人物は外国人、風景はおしゃれな画像が多いので、記事の内容・サイトの雰囲気とも合わせて使うと良いでしょう。
BURST
BURSTは、ECプラットフォーム「Shopify」が提供するフリー画像サイトです。
ビジネスやテクノロジー、ライフスタイルなど多様なカテゴリーの高画質な写真が揃っています。
ダウンロード数にも制限がなく、好きな画像を何枚でもダウンロードできるのも魅力です。
ぱくたそ
ぱくたそは、商用・非商用を問わず無料で利用できる写真素材を提供する日本のサイトです。
「使って楽しい、見て楽しい」がコンセプトで、日常シーンやビジネス向けの画像、さらには面白いネタ画像も多数揃っています。
登録不要かつ画像は日々追加されているため、同じような画像の使い回しも避けられるでしょう。
Webライターが利用するコミュニケーションツール3選
基本的にオンラインでやりとりを行うWebライターにとって、コミュニケーションツールの利用は必要不可欠です。
最初はクライアントから指定されたツールを導入すれば良いでしょう。
ここでは、多くのWebライターが使う定番ツールを3つ紹介します。
Chatwork
Chatworkは、国内利用者数No.1のビジネスチャットツールです。
シンプルな操作性と高いセキュリティを備え、メールよりもスピーディーにやりとりできるので、クライアントやチームとの円滑なコミュニケーションに役立ちます。
チャット機能だけでなく、タスク管理やファイル共有、ビデオ通話(有料)も可能です。
Slack
Slackは、チーム内のコミュニケーションを効率化するためのプラットフォームです。
プロジェクトやトピックごとにチャンネルを作成し、メンバー間でリアルタイムの会話やファイル共有ができます。
また、Google DriveやDropboxなどの外部ツールとの連携も簡単ですが、機能がやや多いので使い慣れておくと安心です。
Zoom
Zoomは、ビデオ会議・ウェビナー・チャットなどを統合したコミュニケーションツールです。
高品質なビデオと音声で、リモートワークやオンラインミーティングを快適に行えます。
無料プランでも最大40分のグループ通話が可能で、画面共有や録画機能も搭載されています。
Webライターはクライアントから参加URLを聞いて使うケースが多いです。
まとめ
初心者Webライターにおすすめのツールを紹介してきました。
ツールは様々な種類があり、必要・不要かは人それぞれで、有料・無料のどちらかも一概には言えません。
ただ上手く活用すれば、業務の効率化や円滑なコミュニケーションの手助けに間違えなくなります。
自分にとって使いやすく有益なツールを見極められると良いでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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